一口馬主投資

安価な募集馬に投資

募集価格が2000万円以下の比較的安価な募集価格設定になっている募集馬がたくさんいます。
その中から、勝ち上がってきそうなお馬さんを見つけることができれば、投資としては成功の可能性がぐっと高まります。
そんなお馬さんを見つける3つの方法をご紹介いたします。

安い馬は走らない?
全ての馬が走らないわけではありません!

勝てる安馬を見つける3つの方法

 

一口馬主を始めると、一番最初に直面するのは【勝てない…】です。
未勝利戦すら勝ち上がることができない。。。こういうことが良くあります。
そして、リーディング馬主にもなろうかという大手一口クラブで高額超良血馬に出資したけど。。。
勝ち上がったし、そこそこ出世もしたけど全然回収はできない。。。
勝ち上がる馬を保有できても次は回収率の問題に直面します。
安くていい馬に巡りあえればいいのですが。。。そう簡単に行かないのが一口馬主という投資です。

 

1つでも該当する方は以下をお読みください

 

 

  • マイナー血統が大好き
  • ダート馬が大好き
  • 安価な馬に投資しているから勝率が悪い・・・
  • 勝ち上がりを重視するあまり高額な馬に出資することが多く回収率が悪い・・・
  • 地方競馬も嫌いではない
  • たくさんのお馬さんに出資したい

 

どの馬でも同じ・・・ではありません!

 

一口馬主クラブから募集馬のパンフレットが届いて、ワクワクしながら出資検討を始めます。
やっぱりディープインパクト産駒は奇麗な馬体だよな~
キングカメハメハ産駒は走りそうだよなぁ~
新種牡馬のキズナはポストキンカメになるんじゃないの?
やっぱり時代はエピファネイアだよな~けど高いなぁ
ロードカナロアもいいんだけど。。。やっぱ高いよなぁ
なんて考えながら見ていきます。
いいな・・・この馬ダービーまで行けんじゃないの?という考えでチェックを入れていくと・・・
人気が出そうなお馬さんや高額で手が出なさそうなお馬さんに軒並みチェックが入っていきます。
高額のお馬さんというのはそれだけ期待もされているし良い仕上がり具合のわけなんです。

確かにそのようなお馬さんに多数出資していけばいつか重賞・G1を勝つ様なお馬さんに巡り合えることでしょう。
しかし、高額馬が多くなっていくのでお金が続かない。。。やっぱりある程度回収してくれつつ、夢も見たいのではないでしょうか。
私がこの記事で提唱するのはG1馬を見つける方法ではなく、比較的安価に募集がされているお馬さんの中で、回収ができそうなお馬さんを見つけることです。

1勝すれば募集代金は回収!
2000万円以下までの募集馬に着目!

 

先述の通り、この記事では費用回収に主眼を置いてお馬さんを選ぶ方法を解説します。
その対象となるお馬さんはまずは、【募集総額が2000万円以下】のお馬さんを対象にします。
なぜなら、仮に前提条件として1勝できるという条件であれば2000万円程度までの募集価格であれば1勝プラス入着を数回という程度で馬代金が回収できる可能性が高いです。
勝ち上がるまでにどれだけの入着をしているのか、未勝利戦を勝ち上がった後いかに息長く走り続け掲示板内でいったり来たりできるかという見極めになります。

勝ち上がることの難しさ

 

特に安価な募集馬の場合、その価格になった理由があります。
例えば血統的にマイナーすぎて血統評価ができないお馬さんであったり、足が曲がっている、怪我をして手術した実績がすでにあるとか、高額では出資してもらえないと考えるから低価格に設定するわけです。
逆に言えば高額の募集馬というのはTOP10にも入ろうという種牡馬の産駒が多いわけです
これはそもそも種付料が高いので自然とその産駒の募集価格も高くなるわけです。
もちろん統計データ的にも、そういう高額の馬は勝ち上がり率も低価格の馬より高いわけですが、勝ち上がっただけでは回収ができません。重賞を2~3勝してこそ回収となるというお馬さんもいます。
そうなってくると、高額のお馬さんの場合回収という視点で見たら回収できたお馬さんというのは少なくなります。
一方で低価格の募集馬の場合1勝すればペイできる馬が多くなり、未勝利戦で1勝さえできれば…
というのが1つのマイルストーンになります。
低価格の募集馬というのはこの1勝の可能性が高額の募集馬より低くなりますし、関係者の期待も高額馬より期待がなされないことになります。
もちろん未出走とかそういう可能性も高額馬より圧力が低いので可能性が高くなってしまいます。
そういうお馬さんの中でも、回収ができそうな、要は勝ち上がりができそうな馬を見つけやすくなれば投資として成立してくる可能性が出てくるということです。

見極めポイント1
無事之名馬

丈夫かどうかを確認しましょう

 

例えば、募集総額が1000万円のお馬さんがいたとします。
未勝利戦2着でもらえる賞金は、200万円です。
ということは単純に5回2着に入ることができれば馬代金は回収できます。
もっと言うと、出走手当というものがもらえて、1度レースに出ると約40万円もらえます。
極端に言えば25回出走できれば出走手当だけで1000万円になりますね。
このような賞金体系・手当体系を考えれば安定して出走を続けることができるだけでもずいぶんもらえるお金が増えていくということがわかります。
どこかで1勝して、6歳までコツコツ走り続けて、たまに入着できるようなレベルなら、馬代金+飼い葉代くらいは出るということなのです。
丈夫に勝る能力はありません。

丈夫そうかどうかというのはもう見た目の判断が重要になってきます。
骨が太そうで、フットワークが良い馬かどうかということになります。
測尺の数字も大事ですね。特に管囲などは、一般的に細いと言われるサイズのお馬さんに安価な馬も多いので、安価な馬でも太いと思われるお馬さんを見つけることが必要でしょう。

 

見極めポイント2
ダート戦でコツコツ稼ぐ

ダート適性の見極め

 

次はダート適性と、距離適性です。
日本の大手牧場の産駒の作り方のベースはクラシックです。
皐月賞・日本ダービー、牝馬なら桜花賞・オークスです。
これらに勝てる馬を作るという思考が主体で母馬には適性に合いそうな種牡馬を付けるのがほとんどの場合になります。
また、思考がそうですから、クラブで募集がかかるお馬さんもこのクラシックで間に合いそうという判断基準で募集価格が決まっていく面も強いものになります。
最近はダートと、マイラーに対しての思考も出てきているということですがそうとはいえやはり主体はクラシックになります。
これは芝の中距離路線で3歳の夏前までにピークを迎える馬を作るということにつながるのです。
日本の競馬は芝の中距離路線を中心に3歳の春のクラシックをピークにレース体系が作られていますし、これは当然そうなるということです。
もちろんこういう路線に乗っかれる馬も持ちたいところですがそれは夢の投資ということで、本記事内では逆にパスする路線ということになります。

このクラシックの路線の陰に隠れるのがダート馬であり、短距離馬です。
短距離馬については、上記のクラシック戦線で距離的な問題で間に合わなかった馬も回ってきます。
なので、主体としてはダート馬を見つけると、大手牧場があまり思考に無い路線ということで高級王道路線のダート馬というのがあまりいないということにつながります。
なので、安価なマイナーな馬でも一発出世できるそんな椅子が芝の中距離路線よりたくさんあるということです。

そして注意は、重賞戦線まで行くならもちろん種牡馬もダート志向の強い馬の産駒が良いということになりますが、勝ち上がれるかどうかというレベルであれば血統的な観点より馬体を見た方がいいと思います。
ダートを走れそうというのを見極めるポイントとして、前駆の発達具合と蹄です。
蹄は横に広がって大きなものより縦に伸びて小さい方がダートではよいとされています。
前駆が発達しているということは前足で掻いて走るような双方になることが多く、これは芝ではもろに負担がかかってしまうのですがダートであれば逆に力を伝達しやすくダートで強さを発揮するのではないかといわれています。
必然的にそのような体つきになる馬はダート種牡馬の産駒に多くなるのは当然ですが、マイナーな芝志向の強い種牡馬でもこのような体つきの馬が生まれることもあります。
血統表のダート志向とともに蹄と前駆はチェックされるとよいでしょう。

 

見極めポイント3
父馬より母馬の勝ち上がりをチェック!掘り出し物を見つけられるかも?

血統診断で勝ち上がれそうな馬を見つける

 

私の最後の拠り所にして最大の根拠となるのが血統診断プログラムです。
このプログラムでは、勝ち上がり確率(1勝以上できそうな確率)と、期待獲得賞金額、そこから算出される適正な募集価格というのを数字にして出すプログラムです。

勝ち上がり確率が最重要指標で、どんなに期待獲得賞金額が億を超えてたくさん稼ぎそうだとしても、勝ち上がり確率がJRAの平均より悪いお馬さんはハイリスクハイリターンと考えるしかありません。

まず基準はJRAの勝ち上がり確率の31%。
JRAで出走する馬で1勝以上できる馬が現れる確率は31%です(過去10年のJRA実績)。
これは、10頭のサラブレッドがデビューすれば3頭は勝ち上がって1勝クラス以上のクラスで走ることが許されますが、残りの7頭は未勝利戦で勝ち上がることができず、格上挑戦で上位クラスのレースに無理して出走するか、地方に行ってしまうか、もしくは引退するかということになります。7割の馬が走っては消えていく確率です。

この31%という勝ち上がり確率を、自分の持ち馬では高める必要がありますよね。
せめて40%、理想は50%というところです。
10頭のお馬さんに出資したら5頭には勝ち上がってほしいというのが理想です。

そのためには血統的な背景から勝ち上がれそうかどうかというのを判断する必要があるということです。
しかしながら、残念なことに、安価な募集馬というのはマイナーな種牡馬の産駒であることも多く、総合的な評価ができないお馬さんが非常に多いのです。
統計データがないから価格も高額にできないというジレンマもありますね。
もちろんサンプルがあり、総合的な評価からの勝ち上がり確率も出てこれば判断はしやすくなりますが、サンプルが少ない場合、母親の血統から勝ち上がり確率を確認することもできます。
母親の系譜で生まれた産駒たちの勝ち上がり確率を確認していけば、比較的勝ち上がりに関しては優しい母系統なのか、一発大物は出すけど全体で見ると勝ち上がりが良くない系統とかいろいろ読みとける部分もあります。
安価な募集馬でも、勝ち上がりという点だけで見ると悪くない母系だなという馬もたくさんいます。
最初から説明しているとり、安価な募集馬の場合1勝できればペイしちゃうということも多いのでこの勝ち上がり確率を最重要視します。
例えば芝の中距離路線の王道のような血統で安価な募集馬だった場合でもこの母系の勝ち上がりが異常に良い場合は投資対象です。
たとえ丈夫そうで、ダートで短距離という体つきでも勝ち上がり確率がJRA平均より悪いなんて言う場合はケンします。
それほど勝ち上がり確率は重要ということです。

次に適正募集価格です。
こちらは期待獲得賞金をベースに算出しています。(細かい計算内容は企業秘密です)
少なくとも、実際の募集価格は、この適正募集価格前後以下であることが理想です。
たまに、とんでもない高額の適正募集価格を示す馬が安価な募集馬でも出てきます。
勝ち上がり確率が悪くない前提で適正募集価格が高額に出たお馬さんは出資確定ですね。
ただこちらは新種牡馬~4年目くらいまでの種牡馬の場合低く出てしまいます。(サンプルになる既走馬がまだたくさんいないため賞金の計算は全くあてにならない。古馬の条件戦の馬が出てきてこそ適正な数字になっていきます。)
まずは勝ち上がり確率。次に適正募集価格です。

 

3つの条件で絞り込むと出資すべき馬が見える

 

上記までで示した3つの条件に当てはめながら募集馬を確認していくと、安価な募集馬でも条件にはまる馬が現れてきます。
2000万円以下のお馬さんであれば比較的出資もしやすいでしょうから、この条件にあてはまる馬を見つけたらとりあえず一口出資していくようにされるといいでしょう。

全頭が勝ち上がることはなかなか難しいでしょうけど、JRAの勝ち上がり確率以上に出てこれば全体で見たときに回収率も100%を超えてくる可能性が大いに高まります。

私が出資できた安価馬

 

望外の2勝目!重賞挑戦!
ラヴォラーレ

 

まずはラヴォラーレを紹介せずして何を紹介するのだというほど条件にはまったお馬さんはいません。
ラヴォラーレの血統診断はこちらをクリック

募集時の写真です。
まず骨が太そうだなと感じたこと、蹄の形がダート向きだなと思いました。
血統診断については父オールステイ産駒というのがその時点ではそもそも産駒頭数が3頭だか4頭しかおらずJRAでデビューした馬がこの時点ではいませんでした。
なので、父親の現役時の出走レースなどから適性を判断するしかありません。
オールステイ自身は芝の中距離路線を歩んできた馬で、オールステイの父ケープクロスはヨーロッパで活躍している種牡馬で芝のクラシックディスタンスで活躍馬をたくさん出している種牡馬だったと思います。ケープクロスの父はノーザンダンサー系のグリーンデザートでこう見るとバリバリの芝系統の血統かと思われます。
しかし、馬体の作りや蹄の形を見ると芝よりダートで活躍できそうに・・・私には見えました。
父馬の産駒がほとんどいないので新種牡馬と同じ扱いになります。
配合の総合評価はできませんが、母系統だけの評価はできます。
母系のサンプル頭数が17頭いますのでそれなりに信頼できる数字が出てきます。
その上で勝ち上がり確率は58%と、安価な募集馬にしたら破格の数字が出ました。
募集総額500万円なら、ためらうことなく出資するべきだと判断し出資しました。

2021年(3歳)夏

この記事を書いている時点が2021年夏前です。
ラヴォラーレは3歳。ちょうど日本ダービーが終わった、そんな夏です。
残念ながら、というか想定通りなのですが、クラシック戦線には乗れませんでしたがダート路線で活躍してくれました。
明けて3歳になり、未勝利戦で2着という成績を残しました。
この時点で馬代金の約半分を獲得したことになりますので、すでに気が楽ではありました。
2着のあと怪我をしてしまい、3か月ほど休養にあてましたが復帰戦で未勝利戦優勝。
その後1勝クラスのレースに出走。見事に連勝を飾りました。
1勝クラスのレース優勝後の獲得賞金総額(付加賞や出走手当も含んだ合計額)は、1895万円。回収率で言えば379%(馬代金のみで計算。維持費は考慮していません)という数字を出しています。
一口馬主DB-ラヴォラーレ成績
次走は8月のレパードSという重賞に挑戦する予定になっていて、掲示板にでも乗れば、今後も楽しみになってきますね。
500万円の募集総額のお馬さんですから、約2000万円の稼ぎは向こう2年ほどの飼い葉代もすでに稼いだと考えられます。
ここからの稼ぎは利益という感じでしょうか。
たった2勝ですが、この馬の馬生を決める重要な2勝となっています。

 

未勝利戦脱出の時点で回収率200%超え!
ロンコーネ

 

次は、ロンコーネを紹介したいと思います。

ロンコーネの血統診断はこちらをクリック

こちらの馬については大事な勝ち上がり確率についてそこまでいい数字が出ていません。
総合評価にしても母系にしても20%台なので、決して良いとは言えません。

当馬をチョイスした理由は2つです。

  • 元気で丈夫だということ
  • 馬体の作りも血統的な点からもダート適性がもろでている

この2点から、出資に踏み切りました。
価格的な面からも、勝てないながらも2歳戦から出走ができて未勝利戦がある間出走を続けられていればダート適性と距離適性(ダートの短い所に適性がありそう)から、入着を繰り返してうまくいけば馬代金はほとんど回収できるところくらいまではいけるのではないかという打算がありました。
そうしているうちに間違って勝ち上がることがあれば回収できそうだなという視点から、この馬に出資するリスクは低いという判断で出資しました。
先述のラヴォラーレほどの期待ではありませんでしたが廻ってきてくれてタイムオーバーにならなければOK程度の期待でした。

ところが、ふたを開けてみると、新馬戦、というよりその直前の追い切りから、すごいタイムを出していて、もしかして、掲示板くらいはあるのかなという期待がありました。
そして迎えた新馬戦では2着といい意味で私の予想を裏切ってくれました。
いわゆる逃げという戦法ですから、道中の不利などもなく回ってこれる戦法なわけです。
ハナを切れるというのはそれが武器になるのです。
そして、2戦目は3着、その後2着2着と、2着3回、3着1回という成績。この時点ですでに馬代金は回収してしまっていて、あとは何とか3歳の春のうちにでも勝ち上がってくれれば1勝クラスのレースでたまに入着を重ねてくれればそれだけ利益が積みあがるという状態になってしまっていました。
迎えた5戦目。いよいよ勝ちが回ってきました。

断然の1番人気に推されそして、その人気通りしっかり勝ちきりました。
また、2着馬こそ迫ってきていましたがその2着と3着には5馬身近い差があります。
この前走は、2着でしたが、その際も3着に5馬身近くの差がありました。
要は力がすでに上位なのでいつ勝ち上がるかという状態だったようです。
逆に格下のレースで2着を繰り返したことによってしっかり賞金を稼いで勝ち上がった状態になりました。
勝ち上がったことで、ひと段落ということでいったん北海道でリフレッシュ放牧。おそらく夏競馬で再始動というところでしょう。
調教師が言うには能力は1勝クラスより上だという判断をしているようで、どこで勝ち上がって上位クラスのレースにどう出走していくか、スケジュールを組んでいるようです。

一口馬主DB-ロンコーネ

現在未勝利戦を勝ち上がったという状態で休養しています。
ラヴォラーレと同じ感じですが、ラヴォラーレは2勝しているのに対してロンコーネはまだ1勝です。
しかし、未勝利戦での入着回数が多いため獲得賞金はラヴォラーレより100万ほど少ないだけの約1800万円となっています。
また、力は上位ということであれば2勝目を挙げた時点でラヴォラーレより賞金額は多くなると考えられます。
勝ち上がり確率だけではなく、その他のファクターからも見逃さず出資できたのが良かったですね。

 

祖父のような伝説的な名馬になるのか…
ミンナノヒーロー

 

ミンナノヒーローは、3歳の1月時点でまだ出資ができました。

ミンナノヒーローの血統診断はこちらをクリック!

血統診断を見てもらってわかる通り、当馬の血統診断的の勝ち上がり確率は【悪い】といってもいいのだ。
この理由のほとんどは脚元の不安から来ているようだ。ようは怪我っぽい系統のようだ。
といいながらも、母系はぎりぎり平均より少し悪い程度で、良く出れば勝ち上がることもできそうな感じだった。
父はバリバリのダート種牡馬のゴールドアリュール。
ほぼラストクロップ世代の2017産であり、ゴールドアリュール産駒を買うならこれがラストのお馬さんという感じでもあった。
なにせ、私が見たときは2020年の1月だから、3歳になっている時点だった。
その分ここまでの情報もクラブからは発信されていて出資検討の参考になった。

まず、3歳の1月でまだ募集(要はまだトレセンへの入厩すら目処が立っていなかった)がかかっている状態だったのはやはり足元の不安からだった。
どうにも節がモヤ付き熱感があって、強い育成ができないということでまだ北海道にいるという状態だった。
3歳の1月ということはそろそろ1歳年下の2歳馬でさえも本州へ移動の見込みが立ってくる馬が出てくるようなそんな時期だ。
クラシックどころか、未勝利戦に間に合うのかというレベルになりつつある時期だ。
とはいえ、まだ未勝利戦には間に合う可能性もあった時期だ。
そして、北海道での調教で、JRAトレセンで出すような早いタイムを出した。
これをもって本州移動が決定する。
本当に良いタイムで、私も脚元の不安がなくなればこの馬は走るというそんな確信めいたものが出てきた。

ちょうどこの時は一口馬主投資を始めようとしていたときで、今から出資してもその時点の2歳馬で、いわば売れ残っている馬に出資できるという感じのタイミングで、ようはノーザン系の人気クラブなどもちろん入会できるわけもない。
このミンナノヒーローは3歳馬で入厩してゲート試験を受けて合格してしまえばレースはもういつでも出られる状態。
今本州移動が決まったのなら早ければ1~2か月後には出走できる可能性もあった。
なので、勝ち上がり確率的にはちょっと悪かったし、丈夫さもなかったが、スピードがありそうだということと、バリバリのダート血統であること、出走がすぐ叶いそうということで出資してみることにした。

一口馬主を始めたら最初の1年は、出資馬が1才だったりするのでまだまだレースという話にはならないのだが、3歳馬と、売れ残りの2歳馬かもしれないが、そこらあたりに出資することで、春~夏くらいに出走という馬が出てくるかもしれない。1年目の出走できないジレンマを少しでも短くしたかったのもあったのだ。

しかし、スピードとダート適性は折り紙付きだったのであとは順調に行ってくれればと考えていたのだが。。。
結論で言えばやはり足元の弱さは簡単に覆せないものです。

結局トレセンに入厩後ゲート試験合格。その後初めてのトレセンでの追い切りで怪我をしました。
そのまま牧場へ逆戻り。時期も時期なだけに、中央登録を抹消。再ファンド前提で地方競馬へ行くことになりました。
そしてその後、療養していたのですがその怪我の部位以外の部位も骨折していたことが判明し、更に療養期間が伸びました。
結局3歳では出走は叶わず、明けて4歳となりました。
2021年の1月。年明け早々から水沢競馬場で調教を行い、そのままデビューすることが発表されました。
血統的には地方競馬、水沢競馬では超良血といえるゴールドアリュール産駒。
おまけに未出走で未知数の能力を秘めた馬となっています。
東北地方なので雪が融けるまで競馬は開催されません。逆にミンナノヒーローにとっては良かったのかもしれませんね。

そして春。
いよいよデビューの日が近づいてきます。
一時期の状態を考えると、デビューできるだけでも大変ありがたいお話しなのですが、いざ出走の構えを見せると、4歳にしてデビューのこの馬が、単勝で2番人気。
1番人気はJRAで何勝かあげた9歳馬?ということでさすがに1番人気となりました。

レースは走ってみると1・2番人気のみの競り合いで3着に10馬身以上離した2着がミンナノヒーローでした。
1番人気馬もJRAでは上のクラスだったことを考えるといくら年を取っているとはいえそれなりに走ってきた馬です。その馬と競って2着がデビュー戦は上々の結果といえそうです。

そして、その後。3連勝。そのほとんどが持ったまま。調教より軽く流した状態での勝利です。
これによってJRA復帰が決まりました。

当馬がどこまで強いのか、JRAで走ってみないとわからないところはありますが、当馬の祖父に当たるオグリキャップは地方・笠松競馬で、デビュー戦2着。そしてその後2連勝して次が2着という成績でした。
当ミンナノヒーローはその祖父オグリキャップを超える成績となる3連勝を飾っています。また大差圧勝です。
思わず期待してしまいますね。